スリット鉢と通常鉢に植えたポインセチアで比較!
投稿日:2018年2月20日
平成29年度オールジャパンポインセチアフェア!
今回セレクタ社の品種を多くの生産者様に作っていただき、品評会に出品していただきありがとうございました。
塩原様においてはセレクタ品種”クリスマスビューティマーブル”にて農林水産省生産局長賞の受賞おめでとうございます。また、新品種の紹介に貴重なお時間をいただきありがとうございました。懇親会でも実際に生産していただいた皆様から「作りやすかった」「良くできた」などのお褒めの言葉や、苗の入荷時期に関する要望など今後の提案に活かせる貴重なご意見を頂き誠にありがとうございました。今後も「セレクタ社」のポインセチアをよろしくお願いいたします。
農林水産省生産局長賞を受賞した塩原花園 塩原卓哉さんにお話を伺いました。
塩原花園様は埼玉県本庄市にて紫陽花、ポインセチアなどの栽培を行っている非常に素晴らしい生産者様です
.受賞おめでとう御座います。早速ですがポインセチアの栽培におけるこだわりを教えてください。
A.まず大事にしているのが、鉢と株のバランスです。消費者の方が見た瞬間に「欲しい」と思えるようなサイズ感やスケール感を大事にしています。株が小さいから4寸で、大きいから5寸ではなく全てのサイズにおいて完成形となるように作っています。
卓哉さんの作るポインセチアは写真に取ると何寸なのかわからないほど鉢と株のバランスが良いのはいつ見ても驚かされます。
Q.ポインセチアを栽培する上で特に気をつけている事は?
A.ポインセチアはサボってしまえばそれが結果に出てしまうので、当たり前の事ですがサボらず真面目に栽培する事です。また、肥培管理以上に環境を大切にしています。栽培する上で一番大事だと感じているのが花の育つ環境だと思っています。なのでデータに頼らず肌で感じる感覚を大事しています。
若い人はとにかく合理的やデータ中心の考え方になりがちですが、生き物を扱う上で大事なのは環境と真摯に取組む姿勢というのは生産だけでなく我々にも当てはまる事であると感じると共に、真面目が大事と言う言葉は耳が痛い言葉でした。
Q.最後に来期以降チャレンジしたい事は?
A.今までの概念を壊していくような新しいポインセチアのスタイルを作っていきたいと考えています。今まで誰もやらなかった新しい仕立て方やパッケージングなどに取組んでいけたらと思います。
若くして業界では知らない人はいないであろう塩原卓哉様。考え方・取組む姿勢など私も学ぶ所が多く訪問するとついつい話しが弾んでしまい何時間もお邪魔をしてしまうことも多々ありますが、いつも温かく迎え入れてくださり、前向きな話しを聞くとエネルギーをチャージできた気がします。今回訪問した塩原花園様だけでなく埼玉県には素晴らしいポインセチア生産者様がたくさんおられ、シーズン中は月に2回集まりEC調査などを合同で行い、意見交換をする事で埼玉におけるポインセチアのクオリティ向上に努めています。これからも埼玉県産ポインセチアにご注目下さい。