ショーナベルド社『プリムラ』導入事例!
投稿日:2018年12月3日
必見! シクラメン生産企業が教える、 「シクラメンの病気の見分け方と対処法」 フィトフトラ属菌(エキビョウキン)とフザリウム属菌
オランダのシクラメンメーカー ショーナベルド社と
生産者さまを中心に 訪問させていただきました
9月19日、20日、の2日間、オランダのショーナベルド社から2名、営業担当者と技術者が来日され、千葉県、茨城県、埼玉県へ生産者さまを中心に訪問させていただきました。今年は、世界的にも夏の暑さの影響により、生育不良や病気などがよく見られています。訪問先では、熱心に現在の生育状況を見ながら、病気の問題やその対処方法、施肥の仕方やわい化剤の使い方など、訪問先の生産者さまに合ったアドバイスをいただきました。
必見! シクラメン生産企業が教える、 「シクラメンの病気の見分け方と対処法」
フィトフトラ属菌(エキビョウキン)とフザリウム属菌
今回、フィトフトラ属菌(エキビョウキン)とフザリウム属菌の病気の見分け方、対処方法の違いなど、生産者さまへ直接アドバイスをいただきました。フィトフトラ菌感染の場合、シクラメンの塊茎は水浸状になってやわらかくなり、黒ずんで腐ってきます。一方、フザリウム菌の場合、塊茎と茎の部分は直接侵されませんが、塊茎内の導管を詰まらせるので、給水することが出来ず、枯れていきます。触った感じで塊茎がウェットであればフィトフトラ菌、ドライであればフザリウム菌を疑うとのことでした。
いずれも、病気で怪しい株は、その場ですぐビニール袋に入れ、外に出し、処分するようにとのこと。ハウス内で、病気の株をそのまま持ち歩いたり、ベンチ下にとりあえず放置したりするような行為は、病気の拡散を促すだけで何の対処にもならないため、絶対にしてはいけないと強く訴えておりました。埼玉県では、鴻巣花きさまを視察させていただき、入荷されたシクラメンを確認しながら、日本のマーケットの現状を理解するなど、多岐にわたり情報交換することが出来ました。
【画像左】フザリウム菌
塊茎はあまり変わらない 黒ずむことはない
【画像右】フィトフトラ属菌
塊茎は水浸状になり黒ずむ